カッパーソフテン

電気銅めっきステンレス鋼板

採用例

屋根材

  • 佐野市文化会館

  • 水上小学校

  • あさやホテル

  • 中央学院大学体育館

  • 高梁市民体育館

[サビに強い!] ステンレスベース

カッパーソフテンの原板には、耐食性の高い18-8系ステンレス鋼(SUS304)を使用しています。サビにくく、長寿命ニーズに応える屋根素材です。

[永く美しい!] 銅めっき仕上げ

カッパーソフテンは、落ち着いた銅の色合いが豪華なイメージを与える屋根材です。表面の銅めっき皮膜は、大気にさらされると酸化して銅特有の色調を呈し、期間の経過や環境によっては緑青が発生します。また、原板のステンレスと銅めっき皮膜が持つ耐食性の相乗効果により、優れた耐久性をも備えています。銅めっきが減耗しても外装建材としての機能は損なわれることがありません。

耐食性(大気暴露試験の一例)
地区 環境 純銅の減耗厚さ(µ/年)
帯広 田園地帯 0.77
白浜(安房) 海岸地帯 1.37
桐生 田園地帯 0.70
宮崎 海岸地帯 1.17

1.暴露期間/3年(銅酸化物を除去後測定)

2.初期銅付着厚さ/10µ
なお、イオウ酸化物が多量に存在する腐食環境では、銅の減耗が促進されますのでご注意ください。

[施工性抜群!] 広幅長尺コイル

施工時の加工、板金加工を考慮して、ステンレス鋼を特殊処理し、柔らかく(ソフトに)しました。板金による手加工もステンレスのイメージとは異なり、金属瓦などの製造も容易です。雨樋などに使用した場合は、銅板と比較してたわみが少なく容易に施工することができます。また、広幅長尺コイルのため長尺工法が可能です。

[経済的!] 長期間メンテ不要

素材の耐久性が良いので、メンテナンスの面で亜鉛めっき鋼板や塗装亜鉛めっき鋼板よりトータルコストが割安になります。また、通常の塗装亜鉛めっき鋼板と同様に扱うことができ、他の屋根材(一般瓦、スレートなど)に比べて、施工時の省力と工期短縮化を図ることができます。

製造可能範囲

下記の寸法以外でも条件次第によっては供給可能ですのでご相談ください。

製造寸法
寸法(mm)/形状 コイル 断裁コイル
厚さ 0.3〜0.8 0.3〜0.8 0.3〜0.8
630〜1,000 100〜600 630〜1,000
長さ 914〜2,500

備考

●指定特寸コイル(20m、50m)の製造も可能です。

●板厚0.8mmを超えるものについては別途ご相談ください。

代表寸法
寸法(mm)/形状 コイル
厚さ 0.3 0.3 0.4 0.3
914 1,000 914 914
長さ コイル コイル コイル 1,829
寸法許容差
項目 許容差(mm)
厚さ 0.3mm以上0.6mm未満 ±0.05
0.6mm以上0.8mm未満 ±0.07
0.8mm ±0.09
広幅コイル・板 +7、-0
裁断コイル ±0.5
長さ(板) +10、-0
横曲り(裁断コイル) 任意の長さ2,000mmにつき4mm以下

機械的性質

機械的性質例(板厚:0.3mm)
鋼種 耐力
(N/mmsup2
引張強さ
(N/mmsup2
伸び(%) ピッカーズ硬さ(HV) スプリングバック比
カッパーソフテン 240 672 57.5 158 1.1
銅板 133 237 39.5 90 1.2
塗装亜鉛めっき鋼板 279 338 26.7 123 1.6

備考

銅板は建材に使用される1/2硬質材です。

注意事項

ご使用に際して

●表裏はめっき付着量が異なり、耐久性に差がありますので表裏を間違わないようご注意ください。表裏の区別は月星マークがある面が裏面です。コイルは通常、表面を内側にして巻いてあります。

お取り扱いについて

●めっき表面をキズつけないため、お取り扱いには慎重を期し、汗や指紋などが表面に付かないようにしてください。

●コイルバンドをはずす場合は、コイル端部がはね上がる等の危険がありますので十分注意してください。

●コイルの転倒や切板の荷崩れを避けるため、安定した状態で保管してください。

●湿分や水分による濡れや浸入は、サビの早期発生原因になりますので、保管には十分ご注意ください。

●コイルバンドをはずす場合は、コイル端部がはね上がる等の危険がありますので十分注意してください。

●コイルの転倒や切板の荷崩れを避けるため、安定した状態で保管してください。

●保管場所は寒暖の差の激しい所を避け、屋内のできるだけ乾燥した風通しの良い場所を選んでください。

●梱包紙が破損した場合には、補修してください。

加工について

●硬度、引張り強さが高いため、剪断の際はステンレス用の機械器具を使用してください。普通鋼用では刃物の損耗が早く、切れ味が良くありません。

●伸びが高いため剪断の際クリアランスは狭めにしてください。

●熱伸縮により音鳴りが発生することがありますので注意願います。

施工について

●流電腐食防止のため、釘、樋受金具などは、銅、真ちゅう、ステンレス製を使用してください。

●雨水が局部的に落下すると、その部分の銅が局部的に減耗しますので、樋を取り付ける等配慮してください。

●上屋根材に含まれる塩類によって銅が減耗されますので、腰葺き、額葺きは避けてください。

●真木有り瓦棒は、真木の木材に塩類が含まれていることがあり、耐久性を著しく低下させますので避けてください。

●もらいサビ防止のため、施工時に発生した鉄板等の切屑、鉄粉、釘等は、施工後完全に除去してください。

●水溜まりを生じる構造および排水を妨げるような構造は避けてください。水溜まりや腐食性物質の堆積は、めっき層の腐食を早めます

補修について

●経年とともに使用条件によっては局部的に銅めっきが減耗し、素材ステンレスが露出する場合がありますが、外装建材としての機能上は問題ありません。しかし補修を希望される場合は、けれん等十分な下地処理を行った後にポリウレタン樹脂塗料等(下塗り塗装有り)で補修塗装を行ってください。詳細については別途ご相談ください。

その他

●初期変色は、生産ロットや作業時の汚れ等で、多少差がありますが、施工後6カ月〜1年でほぼ均一になります。

●雨樋に使用した場合には、内側の銅が早期に減耗し、ステンレス素地が見えることがありますが、耐久性には影響ありません。ただし、ゴミ等が長期にたまると穴あきが発生することがありますのでご注意ください。

●屋根施工直後は、降雨時に微量の銅イオンが一時的に溶けることがあります。人体には影響はありませんが鯉、鮒、金魚などの淡水魚は、この銅イオンに敏感なので、屋根から流れる雨水を池や飼育槽に導かないようにご注意ください。